更新日:2023/04/15
デパートの長野県フェアでおやきを発見!
ふと立ち寄ったデパートで、長野県フェアの文字を見つけ、のぞいてみました。一番に目に入ってきたのは長野県の郷土料理おやき。一説ではこの地方で縄文時代から作られていたとされ、遺跡からその原型が発見されているという、古~い歴史のある食品なんです。
おばあちゃんの味、おやきとは?
おやきは、野菜などの具を調理して、小麦粉やそば粉の皮で包んで焼いたお饅頭のような食品です。冷涼な気候のため稲作が盛んでなかった長野では、このような食品が日常的に食べられていたようです。野菜を味噌や醤油で味付けて皮で包んだら、囲炉裏などでいったん表面を焼きます。その後、いろりの熾火(おきび)で温まっている灰の中に入れて、さらに蒸し焼きにするというのが伝統的な作り方。保存食としても重宝な食品だったようです。季節の旬の野菜を入れて作るのですが、同じ長野県でも地域によって、丸ナスをそのまま輪切りで使うタイプと、名がナスを刻んで使う地域とあるのだとか。今でも野沢菜や茄子を具材にしたものが一番人気だそうですよ。
従来の和風テイストから進化中のおやきも
一方で最近は小豆などを使った甘味のあるもの、チーズやピザ風など洋風のテイストに仕上げたものも販売されています。作り方も進化して、フライパンや蒸し器を利用して作るレシピもたくさん紹介されています。野菜がたっぷり摂れるヘルシーな食品、ぜひ試してみて下さいね。
出典:農林水産省